Wild Card Gameで延長12回を戦ったRoyalsだが、ALDS Game1も長いゲームだった。
ランニングゲームには持ち込めなかったが、Lorenzo Cainと青木 宣親の外野守備がゲームに違いを生み出した。Ned Yost監督は試合後にチームを救うプレーだったと2人の守備を称えている。
延長11回表、ライトへ勝ち越しHRを打ったのはMike Moustakas。地元ということで、家族や友人が観戦に来ていたらしいが、その前でキャリア最高のHRを打って期待に応えた。ポストシーズンで先発出場した9番バッターが延長戦でHRを打つのは史上初。Mooseは3回にも2アウトから四球を選んで、Alcides Escobarのタイムリーダブルで先制点のホームを踏んでいる。
11回裏はGreg Hollandが締めてポストシーズン最初のセーブを記録。リードするまでGreg Hollandを温存し続けたNed Yostの策が運良く実った。実は前日に子供が産まれたばかりのHolland。ちょうど移動日だったので出産にも立ち会えたそうだ。
先発のJason Vargasは6IP 3H 2R 2ER 1BB 2SO。失点は2点ともソロHR。ピンチを向かえた6回の場面は替え時にも見えたが、結果は続投で正解だった。前回登板時にも触れたリリースポイントは、このゲームでは高めに修正されている。もちろん、これが好結果に結びついた直接の要因だと断定する事はできないが、ファストボールとチェンジアップの急速差は7.8mphと調子を崩した9月よりも縮まっており、過去のVargasの傾向と比較しても良い方向へ向かっているように見える。
イニングを跨いで8回裏のマウンドにも上がったWade Davisは、コマンドを欠いて2四球を許す苦しいピッチングながら、なんとか無失点で凌ぐ。9回裏は、このシリーズからロスターに入ったTim Collinsが際どい死球でランナーを許すが、Erick Aybarの送りバントとJosh Hamiltonの三振で2アウトとしてJason Frasorのリリーフを仰ぐ。FrasorはC.J. Cronを歩かせて2アウト1, 2塁とするが、Chris Iannettaをセカンドゴロに打ち取って、無事に仕事を完了させた。
10回表の攻撃。1アウトからBilly Butlerが四球を選び、代走のTerrance Goreが盗塁を決めてチャンスを作る。ここでAngelsはAlex Gordonを歩かせて1アウト1, 2塁。ランナーがGoreとGordonなので、ダブルスチールもありえる展開だったが、Salvador Perezが2球で追い込まれてしまい期を逃してしまった。そのPerezは3球目をセンターに浅いフライを打ち上げて2アウト。ランナーは動けず。Omar Infanteもポップフライを打ち上げてしまい無得点で終了。正しい攻撃かどうかはさておき、Terrance Goreを起用しながら1アウトで3塁にランナーを進めるパターンを作れなかったのは痛かった。
10回のマウンドにはDanny Daffy。先頭のKole Calhounがレフト前ヒットで出塁し、Mike Trout, Albert Pujolsを迎える厳しい展開。しかし、感情を上手くコントロールする術をJames Shieldsから学んだというDanny Daffyは、ここでも慌てなかった。Mike Troutをショートゴロ、Albert Pujolsもファーストフライに打ち取り2アウト。続くHowie Kendrickからはカーブで三振を奪ってみせた。シーズン序盤と同じようにブルペンでDanny Daffyが存在感を示せるようなら、Brandon Finneganと共に大きな助けになるだろう。
Mike MoustakasはHRを打った場面を振り返って、出塁さえすればベンチにJarrod Dysonが残っていたので自分達の展開を作る事ができると考えていたと語っている。結果としてその必要は無かったが、ポストシーズンでの戦い方を明確に示すコメントだった。