ALCSのGame 2は、またゲーム終盤での得点が決め手となってスコア6-4で勝利。
攻守に活躍を見せたLorenzo CainがゲームMVPに相応しいだろう。ポストシーズンでの4安打ゲームはワールドシリーズを制した1985シーズンにGeorge Brettが2度記録して以来の事。6回裏の守備では先頭打者J.J. Hradyの長打性の打球をキャッチ、7回裏には2アウト満塁の場面で同じくJ.J. Hradyのライトライン際に飛んだ難しい打球を捌いてチームを救った。
6回裏のスーパーキャッチについて、MLB.comに面白い動画が上がっているのでそれをみてみよう。
MLB.comのStatscastによるとRout Efficiencyは99.7%。この新しいテクノロジーはLorenzo Cainのルート効率が完璧だったことを教えてくれる。現時点で多くのデータが公開されていると言う訳ではないので、この捕球ルートの傑出度は不明だが、それでもミスの無い素晴らしい判断だったとは言えるだろう。
同じく動画上ではJ.J. HardyのHit Travel Timeは3.89 secと出ている。情報が少ないため、断定はできないが、打球の滞空時間を表しているものだと推測される。これをDRSの基準に当てはめてみると、滞空時間が短い順にナンバリングされている6つの打球グループ(Hang Time Group)の中で、グループ4に該当する。当然だが、打球の滞空時間が短い(グループの数字が低い)ほど外野手が捕球する難易度は高くなる。
上の画像は"The Fielding Bible Vol.3"から引用したグループ4のヒートマップ。Hang Timeは3.5-4.2 sec。
グループは外野手が打球に触れた時点のタイムで分類される。マップ上の色表現は赤から黄色、緑、青の順に捕球の%が小さくなる形。もう少し詳しく説明すると、最も濃い赤は90%, 黄色60%, 緑40%, 最も濃い青が10%の捕球%となる。標準的な守備位置から離れるほど赤の領域が減るので直感的にも判りやすい。
Lorenzo Cainが捕球した位置はデータ欠損の影響か、スプレーチャートでは確認できないので確実な事は言えないが、右中間の深い部分に見える。とはいえ、ここは各自で判断して欲しい。仮に右中間の深い部分でのキャッチとした場合、ヒートマップの色は赤を外れて黄色から黄緑、青と変わる領域でのキャッチとなる。この仮定が正しければ、既存の守備指標でもバリューの高いプレーとして記録されることになるだろう。
Notes:
Yordano Ventura: 5.2IP 5H 4R 4ER 3BB 3SO 1HR.
球速が上がらず苦しいマウンド。6回には右肩に張り(タイトネス)を訴えて降板。症状は深刻ではないとのことで、Ned Yost監督はポストシーズンのローテーション変更は考えていないようだ。Alcides EscobarがベネズエラのTV番組で語ったところによれば、Yordano Venturaは2日間ノースローで過ごす事になる。
Alcides Escobar told Venezuelan TV network Meridiano Tv that Yordano Ventura will spend 2 days without throwing #Royals
— Rafael Rojas C (@rafaelrojasc) 2014, 10月 13Mike Moustakas: 4回にBud Norrisからポストシーズン4本目のHR。
単年のポストシーズン4HRを記録するのは1980シーズンのWillie Mays Aikensに並ぶチームレコード。