AL Championship Series Game 1 : Royals 8-6 Orioles
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中盤に5-1のリードを失い、ポストシーズン4度目の延長戦となったがAlex GordonとMike MoustakasのHRでゲームを決めた。最後、Greg Hollandがふらついた点は明日以降に含みを持たせるが、ALCSのオープニングゲームでもRoyalsにかけられた魔法は解けていなかった。
Alcides Escobarの先制HRを含め、この日は3HRで4得点。ALDSからの4試合では7本目となる。おなじくALDSからの4試合で奪った得点は合計23得点で、その内、HRによるものが10得点。実に43%がHRでの得点という事になる。ALCSプレビューで触れたように、レギュラーシーズンで得点の40%以上をHRが占めたチームはOriolesとAstorosのみだ。このゲームでは3回にAlex Gordonの3ランダブルで3点を奪っているので、8得点のうち7得点が長打によるものとなっている。Camden Yardsでのゲームということで、この日はある程度長打の期待が出来る状況だったとはいえ、これは望外の結果だろう。どうやら、ここまでのポストシーズンゲームからRoyalsのフロントオフィスはオフェンスの哲学について何かを学ぶ必要がありそうだ。
その一方で、ノーアウトのランナーを出したイニングが6度あったにもかかわらず、得点を奪えたのは唯一このゲームで1アウト3塁のフォースアウト無しというシチュエーションを作る事ができた5回表の1点だけ。Lorenzo Cainのスピードを生かしたリードオフダブルから、Eric Hosmerのセカンドゴロでランナーを3塁へ送り、続くBilly Butlerの犠牲フライでLorenzo Cainが得点という流れ。9回表にもノーアウトでランナーを3塁に進めているが、この回からマウンドに上がったZach Brittonから3四球を選んで満塁になっていたのでコンタクトさえすれば、ほぼ1点という状況ではなかった。ここはEric Hosmerがファーストゴロでホーム封殺、Billy ButlerのショートゴロからGIDPとなり、Zach BrittonをリリーフしたDarren O'Dayに逃げ切られた。
同点に追いつかれた6回裏はBrandon Finneganがマウンドに立っていた。先頭のJonathan Schoopに四球を与え、Nick Markakisが詰まりながらもライト前に運んでノーアウト1, 2塁。Alejandro De Azaを迎えたところでは、飛び出したセカンドランナーを見てSalvador Perezが2塁に送球。捕球したAlcides Escobarがサードで仕留めるべくスローしたが、これがランナーのJonathan Schoopに当たって1アウト1, 3塁。Alejandro De Azaはマウンド後方へのポップフライを打ち上げるが、誰も捕る事ができず、サードランナーが帰って同点という流れだ。Brandon Finneganはここでマウンドを降りる事になるが、先頭に四球を与えたこと以外は運に見放された形だ。ハードヒットはされていないし内容的には悲観するようなものじゃない。この後をリリーフしたKelvin Herreraが踏み込んでくるAdam Jonesに対してはインコースのファストボールという先発のJames Shieldsと同じような攻め方を見せてサードゴロ、続くNelson CruzをショートゴロからGIDPに打ち取っている。この場面でのKelvin Herreraの働きはゲームMVP級といっていいだろう。
1点のリードを残してマウンドを降りたとはいえ、James Shieldsはこのゲームでも期待値には程遠いピッチング。最終的なラインは5.0IP 10H 4R 4ER 1BB 3SO。それとはうって変わって、Wade Davisが8-9の2イニングを0H 0BB 4SOで切り抜けたのは明るい話題だ。シーズンではブルペンスタッフ最多の72イニングを投げていた事もあってか9月に入って以降、コマンドの乱れを見せる場面も少なくなかった。ALCSが始まるまでの4日間のブランクが、この日のWade Davisにはプラスに働いたのかもしれない。
最後に、ピンチランナーのJarrod Dysonに対するOriolesの牽制はなかなか面白いものがあった。
明日のALCS Game 2はRoyalsがYordano Ventura, OriolesがBud Norrisの先発予定となっている。
