THE FIELDING BIBLE AWARDSを占う LF編

※THE FILEDING BIBLE AWARD とは?※ 

<過去の受賞者>
2006,2008,2009 Carl Crawford  2007 Eric Byrnes  2010,2011 Brett Gardner

2年連続受賞のGardnerは昨年の投票では投票者10名中9名が1位に投票という
圧倒的な支持で受賞している。得票ポイントは99で、2位のTony Gwynn Jrに大きな差をつけた。しかし今年は怪我で今シーズン中の復帰は絶望。今年は新たな受賞者が生まれる事になりそうだ。



オールスターブレイク後のDRS上位を中心にピックアップ。



Alex Gordon (KC) DRS9/Inn892.2
2011 DRS20 Inn/1309.0


2011年のゴールドグラバー。FBAでは得票数57を得て第4位。
レンジは2011と同様にShallow、Midiumともに強く、今期はここまで平均的な野手より6回ずつ多くボールを処理している。一方Deppには弱いところを見せ、昨年の-1から-5へ。しかしトータルでは平均より+5と高水準。最大の強みはスローイングRunsSaved(OARS)で、昨年は中継を介さずに走者を刺した回数が12回,OARS13(2位はWASのNixとTBのFuldの4)と突出した数字を残している。過去3年のOARSも15で全てのLFの中でトップ。スローイングの動作も速く、進塁を許す確立も非常に低い(2011/.270 2012/.302。2011MLB平均.360)ただし、今年はここまでOARS2となっており、昨年ほどのOARSは記録できないだろう。好プレーとミスプレー+エラー(GFP/DME)の比率は+3で、昨年同様の高水準を保っている。今期はFBAの有力な候補といっていいだろう。




Desmond Jennings (TB) DRS9/Inn499.0
2011 DRS3/Inn467.0


昨年の後半にデビューしたTB期待の外野手。今期は怪我の影響でイニング数は少ないがDRS9と好成績。レンジはShallow,Medium,Deepと全て+を記録。平均的な野手よりも9回多く打球の処理をしている。特にDeepは+5と強く長打を未然に防いでいる。中継を介さずに走者を刺した回数はここまで1回ながらも、進塁される確立は.263と良い水準。OARSも昨年の0から+2としており、スローイングでもチームを救っている。イニング数が少なく(2年トータル1000未満)、この数字がどれだけ信頼できるかは未知数だが、今後この水準を維持できれば将来のFBA候補になりえるだろう。




Martin Prado (ATL) DRS9/Inn666.2
2011 DRS7/Inn854.0


内野のユーティリティーがLF2年目で高水準の守備を披露している。
レンジは昨年同様Deepに強いが(+6)、Shallow,Medium共に平均をやや下回る。処理した打球も+1だけ平均より多い程度。Pradoの強みはスローイングにあり、今期ここまでランナーを直接刺した回数は4回。進塁される確立は.228と非常に高水準でOARSも+4と昨年の2位に相当する数字をマーク。GFP/DMEも+3と優れている。GFPは15と多くはないがDMEは8と少なく、安定した守備を見せている。



Ryan Braun (MIL) DRS7/Inn807.2
2009-2011 DRS8(AvgDRS2.6)/AvgInn1313


昨年のBraunはFBA投票で2名から3位の評価を受けたが、トータルの得票数では10位に終わっている。やや深く守る傾向があり、過去3年間でDeepのトータルは+25と素晴らしい数字を記録しているが、今期は0で平均レベル。しかしShallow,Mediumは昨年同様+を記録(S+4,M+7)しており、トータルの守備範囲に関しては優秀なレベル。過去3年を通じてのOARS-12はLFで最悪の数字だが、今期は改善の兆しが見える。走者に進塁を許すケースも昨年よりは減っており(.453→.349)OARSも最低だった-6から+1へと向上している。これらの数字から、今年のBraunは例年に比べより前方で守備をしていることが予想される。




Matt Holliday (STL) DRS5/Inn813.2
2009-2011 DRS9(AvgDRS3)/AvgInn1228


昨年は怪我もありInn990.2 DRS-1に終わったが、今期は守備でもそれなりに貢献できている。
キャリアを通じてDeepに強く、今年もここまで+12と高いレベルを維持している。守備範囲で問題があるとすればキャリアトータル-16のShallowだろう。今期も-8と前方の打球処理に難を見せている。トータルの打球処理も-1と平均以下。ランナーを直接刺した回数は4回あるが、スローイングに関しては平均かそれ以下。進塁を許した確立も.350と昨年よりは良化しているが、ようやく平均レベルといった感じ。OARSもキャリアを通じて常にマイナスで過去3年トータルは-4となっている。GFP/DMEは+2とポジティブな数字をマーク。2008年はFBAの投票で総得票ポイント3位、2009と2010年は5位に入っている。




Carlos Gonzalez (COL) DRS-14/Inn807.2
2009-2011 DRS5(AvgDRS1.6)/AvgInn428


外野の全てのポジションを守れるが、今期はLFに固定。
守備範囲、スローイング、GFP/DMEすべてでマイナスを記録している。打球処理はShallowが特に酷く-9、唯一Deepのみが+1とかろうじて平均をやや上回る。外野3ポジションをキャリア全体で見てみるとDeepに強く、それ以外は平均的。多くの進塁を許しており(.422)OARSは-3。ただし本来肩は強く、キャリアでは3ポジショントータルで+7、LFでの過去3年はOARS+3と悪くはない。今期は好プレー(12)に比べ、ミスプレイが非常に多く(31)チームの足を引っ張っている。



Josh Hamilton (TEX) DRS2/Inn394.0
2010-2011 DRS11(AvgDRS5.5)/AvgInn741


CFとLFで守備につくが、キャリアを通じてLFのほうが好成績をマークしている。
広大な守備範囲があるわけではないが、捕球経路の良さが素晴らしい。
Shallow,Mediumはともに平均レベルだがDeep(+5)には強さを見せている。本来はCF,LFどちらでも前方にも強さを見せるタイプで、後方に強いのはLFのみとなっている。肩は強いのだが、LFで進塁を阻止したり直接走者を刺すようなプレーは平均レベル。キャリアトータルのOARSはCF+1,LF0となっている。今期はエラーが多くGFP/DMEは-1となっている。イニングの割にはDMもやや多め。



その他ではLAAのTrumboもLFで好守備を見せている。後方への打球に強く、走者の進塁も多く防いでいる。TORのRajai DavisはMediumの打球には弱さを見せるが、後方に強く多くのGFPを生み出している。またOARS(スローイングのRS)も3と高水準。

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