スコアレスで延長戦に突入したホーム最終戦をMaxwellの劇的なグランドスラムで締めくくったRoyals。この勝利でシーズンの勝利数を82に積み上げ、2003年以来の勝ち越しを決めた。
もしあなたが野球をプレーした経験があるなら、きっと一度は夢に見たであろうサヨナラ満塁HR。
満員のホームスタジアム。チームはもう一つも負けられない。延長10回裏2死満塁。マウンドに立っているのはチームの元クローザー。それが空想の話だったとしても、過剰なまでに整った"出来すぎた場面"を作るのは流石に自重してしまいそうな、そんな舞台でMaxwellはやってみせた。
"Big Game James"はこの日も健在だった。
8回を2SOと決して支配的とはいえないピッチングだったが、105球を投げて6H 1BBの無失点。
3回に打球を肘に当てて一旦はダッグアウトに戻った場面にはヒヤリとさせられたが、なんとかマウンドに戻ってこれた事は幸運だった。もし彼を早々に欠いてのゲームになっていたら、この結末は得られなかっただろう。2度に渡って盗塁を阻止したPerezの助けも大きかった。
Hollandがノーアウト2塁のピンチを背負った9回表に、Alex Gordonが見せたプレーもチームを救った。Beltreのレフトフライからタッチアップを狙ったセカンドランナーのRiosをサードで仕留める"これぞGordon"というアウトフィールドアシスト。
延長10回に先頭のHosmerがCottsからレフト線を破るダブルでチャンスを作ると、ここでWashington監督はSoriaをマウンドに送る。Rangersの投手として初めてKauffman Stadiumのマウンドに立ったSoriaはButlerをIBBで歩かせ、Perezのショートへの内野安打(あまり勝敗に関係ない1BランナーをGetzに替えていた事は、結果的にYostのグッドコール)でノーアウト満塁を作る。Moustakasがいつものようにポップフライで簡単に1アウトを献上し、続く代打のKottarasも三振に倒れ2アウトに。右投手のSoriaに対し、右のMaxwellが打席に立つこの場面で、Yostは左バッターのLoughを代打で起用するかどうか迷ったらしい。「直感を信じた」とのコメントは彼らしさを感じるが、結果としてMaxwellのグランドスラムを生み出したので、この日ばかりはその直感に感謝したい。
しかしこの幕切れは何度みても鳥肌ものだ。
かすかに残るポストシーズンへの望みも残しながら、チームはシアトルへ移動して月曜日からMarinersと3ゲームシリーズを戦う。
Etc.
・Alex Gordonのアウトフィールドアシストは今シーズン16個目。もちろんリーグリーダーだ。
・オフェンスはRangers先発Ogandoに対して7回までわずか77球しか投げさせず、2H 1BB 5SO。
ゲーム後のインタビューでのゲータレードシャワーやパイ攻撃は全く終わる気配を見せず、インタビュワーのJoel Goldbergから制されるほど。ファンにはもうすっかりお馴染みになった"Bringing the Thunder"のJimmy Faselerさんまで登場する異常な盛り上がりだった。
・今シーズンのホームの観客数は1試合平均21614人。昨年の21748を下回っている。
とはいえ、テレビ中継を担当するFSKCが発表したレーティングは前年比69%アップと注目度が高かった事には違いない。
Links
・Game Graphs & Box Score - Fangraphs ・James Shields PitchFx - Brooks Baseball
